店頭レンタルビデオ業界が終わる時

ソニーエリクソンが「Xperia PLAY」を発表し、ついに携帯ゲームと携帯電話が合体してしまいましたね。 電車の中でPLAY STATIONをする若者見て、携帯と共に持ち歩くのは大変だろうなと思っていましたが、これからはその必要もなくなる時代が来るわけです。 それでなくても、携帯電話と解像度の高いデジタルカメラの合体やスマートフォーン、メディアタブレットの出現など通信情報テクノロジーのスピードには驚かされるばかりです。 なかなかついていけません。
しかし、開発する期間と消費者のニーズを見計らい、競合他社の動向をうかがいながら商品開発を行うのは並大抵のものではないと思います。 予測を外して失敗する事業も多いということです。

今、アメリカでレンタルビデオの世界が終わろうとしています。 実際には、既に終わっているのですが、1990年代にレンタルビデオ事業で一大企業となったブロックバスターが昨年倒産をし更生のための努力をしてきたようですが、3400以上に及ぶ店舗の競合は時代と共に変化し、オンラインビデオ配信企業になっていました。
2003年までは、ブロックバスター、ハリウッドビデオ、ムービーギャラリーというレンタルビデオ(DVD) 企業が競い合う業界構図でしたが、ビデオオンライン配信事業者の出現で2005年にはハリウッドビデオがムービーギャラリーに吸収され、そのムービーギャラリーも2010年2月に倒産し5月には全店舗(約3450店舗)を閉店してしまいました。 残されたブロックバスターもデータによるレンタルシステムやビデオオンライ事業の買収などを試みましたが、業績は改善されず2010年9月に倒産し、その後も改善は見られず、現在は企業の売却を考えているようです。 通信情報テクノロジーに飲み込まれた業界の一つです。
blockbuster
ちなみに、ビデオオンライン配信企業大手のネットフィックスでは、月に何本でもビデオ見放題で月額7㌦99㌣という価格でサービスを提供しています。
foodrestcom@gmail.com