ささやかれるレストラン業界の不況(2)
|9月2日の米労働省のデータによりますと8月の米国非農業部門雇用者数は予想より下回りましたが、15万1000人増、失業率も4.9%に留まりました。
ささやかれるレストラン業界の景気後退の見方に対して米国レストラン協会(National Restaurant Association)は業界の明るい見通しについて次の5項目を挙げています。
1)労働市場がいまだ健在であること
失業率4、9%、6月7月8月の雇用者数も堅調に推移している
2)給与額が上昇し始めていること
2016年前半の平均時給が2.3%上昇し
リーマンショック前2007年前半に近い伸び率に達している
3)家計にも余裕が出始めていること
食品、ガソリン、光熱費などの安値が続いており、
家計の金融債務比率が低い値で推移し可処分所得が増え自由裁量の金額が増えている
4)レストランへの繰延需要に期待できること
レストランに行きたいが行けていないという成人が2000年代半ばには約25%だが、
2016年には約50%で今後に期待ができる、
5)外食体験を求める消費者の支持があること
リーマンショック後の不況時にもレストラン業界の落ち込みは少なく、
外食体験を求める消費者の支持に期待できる
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