スターバックスの動き

アメリカのスターバックスはというと、スーパーなどで小売される自社ブランドパッケージコーヒーをクラフトフーズ社に12年間委託していたのですが、2010年11月にその契約の打ち切りを申し出ました。 
クラフトは不服申し立てを裁判所に起こしたのですが通りませんでした。 今年2月に入ってスターバックスは、アメリカの高級ホテルの客室(5万部屋)内に置かれているコーヒーをスターバックスブランドに変更するという契約を締結したと発表しました。 
自社開発のインスタントコーヒーVIAを利用するというよりも、今、アメリカで利用され始めている「シングルサーブ(カップ)コーヒー」の商品を考えているようです。 ネスレがジョージ・クルーニー氏を使って宣伝をしていた「ネスプレッソ」のようなポーションカプセル入りのコーヒーです。 
実は、この分野ではグリーンマウンテン・コーヒーロースターズ社が先行しているのです。 
グリーンマウンテン・コーヒーロースターズ社は、スターバックスコーヒーの競合ブランドであるタリーズ、ディートリッヒコーヒー、ティモシーコーヒーなどを買収し、ロースターとコーヒーハウス運営と K・カップという「シングルサーブ(カップ)コーヒー」のマシンとポーションカプセルコーヒーの販売事業を進めています。 
スターバックスは「シングルカップコーヒー」のホテル展開で、グリーンマウンテンとの接触を持ち始めているようですので、コーヒー業界はまだ動きそうです。
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