メキシカンフード、エルトリート

なかなか日本では広がりを見せないのが、メキシカンフードです。　恐らく、中南米やアメリカで過ごされた人の中には、メキシカンフードが好きだという人は多いだろうと思います。　１９８８年に日本で１号店を出店したエルトリートは、スクラッチから作るメキシカンフードとして人気を得ていました。　その後を期待していたのですが、どうもブームにまでは行かないようです。　
エルトリートの創業は１９５４年です。　エルトリートはメキシカンレストランの主軸チェーンとして存在してきましたが、運営企業が何度も変わっています。　問題は、企業が別のコンセプト、しかも低迷しているコンセプトを運営していることが多く、エルトリートの収益を独自のコンセプトに費やせないことが多く、コンセプトが老朽化していることです。　
エルトリートは２０００年に同じメキシカンレストランのアカプルコとパンディウム社を設立しました。　その後、そこにフレッシュメキシカンレストランのシェビーズが加わり、現在の運営企業名はリアルメックス社（本社:サイプレス、カリフォルニア州）となり、エルトリートは根強い人気を得ています。　（リアルメックス社は、２００６年に投資会社のサンキャピタルグループに買収されています。）　
現在のリアルメックス社の会長兼ＣＥＯが、業界のベテラン経営者リチャード･リビエラ氏です。　１９９０年代はＴＧＩフライデイを躍進させ、２０００年前からダーデンレストランツ社でも活躍した人ですが、その彼も４月で現職を辞するらしいのでこの企業にとってはマイナスになるだろうと思います。

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