バーガーキングのバリューメニュ訴訟が和解に

1年以上前になります。 2010年2月19日のブログで、バーガーキング(本社:マイアミ、フロリダ州)が、フランチャイジーグループから原価割れをする商品(ダブルチーズバーガー)をバリューミールへ採用を強いられたとして訴訟されたことを書きました。 その訴訟は2009年の11月に行われ、この4月18日に両者和解したことが発表されました。 これには、バーガーキング側の事情が大きく影響しているようです。
まずは、2010年9月にバーガーキングがブラジル系の投資企業3Gキャピタルマネジメント社によって買収され、マネジメントチームが大きく変わったとこです。 そして、バーガーキングの北米担当社長となったスティーブ・ウィボーグ氏は、シカゴのフランチャイジーからスカウトされた人です。 また、バーガーキングの業績は低迷しています。 バーガーキングは、直営店が約10%でFC店舗が90%の比率をFC店舗率95%まで引き上げ、オーバーヘッドの削減を計画しているようです。 
訴訟をしたフランチャイズ側としては、今後のバーガーキングのメニュー提案に対して採用するかどうかの投票権を得ることで和解を承諾したようです。
そして、2009年10月にブログで書きましたプロトタイプ店舗[20/20]デザインへのリモデルは、ラスベガスのFCでも採用されていますが、バーガーキングは、このプログラムの継続を打ち切りました。  しかし、今のままでは低迷から脱出できないでしょうから、いずれまた、何らかの動きはあるでしょう。

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