子供の肥満

外食業界にとって子供の市場は大変重要です。 レストランは何とか子供たちに魅力ある商品を提供しようと努力していますが、そこには子供の肥満問題がいつも語られます。 子供の肥満はアメリカ社会において大きな問題です。 子供の健康を気遣う親達、学校の先生、子供の健康を叫ぶ活動家グループが、子供の健全な食生活を訴えると、それとなく皆が納得してしまうのも事実です。 ファーストレディのミシェル・オバマさんもその一人です。 この20年間に肥満の子供を25%減らそうというキャンペーンが開始されて1年が経ちました。 現実に肥満児が増えていますから、食生活も改善しなければならないのは当然のことですが、子供の肥満は食生活からだけでなく生活全般の問題です。 車社会であるというだけで、カロリーを消費しにくい生活状況にあるわけですから、努力をするならば根本的なところから考えなければならないだろうと思います。 北カリフォルニアの都市やカリフォルニア州、そしてニューヨーク市において、ファストフードのキッズミールにおもちゃのプレミアムが肥満の原因の一つのように規制する動きがありますが、全くナンセンスな話です。
政治が介入しすぎるのもいかがなものかと思いますが、裏を返せば、そこまで介入しないと健康を維持できないアメリカ人が多いということです。
foodrestdcom@gmail.com