子供向け食品のコマーシャル規制

連邦取引委員会(FTC)、農務省(USDA)、食品医薬品局(FDA)、疾病予防管理センター(CDC)の4機関が関わって、子供向け食品の宣伝に関する一つのガイドラインが出されました。 これから一定期間、業界のヒアリングを経て法令が具体化されていくわけですが、ガイドラインは、子供向けの食品が一定の基準をクリアしない限りコマーシャルを打てないというものです。 その基準は、子供向け食品がトランス脂肪がゼロ、飽和脂肪が1グラム以下、対象の子供が食べる適量に対し加糖が13グラムまでという商品でなければならないというものです。 規制は、2016年にスタートする予定で、追って、塩分(一人前あたり210ミリグラムまで)の規制が、5年後の2021年から始まるようです。 コマーシャル業界は、都度の商品チェックが困難と苦情を上げています。 
これも子供の肥満化率を抑える手段の一つですが、この思想で連邦政府が動くとレストランのキッズミールに関するカリフォルニア州やニューヨーク市の法案(キッズミールが基準を満たさないとプレミアム提供は不可というもの)も、近い将来連邦で採用される日が来るということですね。
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