シアトルベストコーヒー

2000年頃に、日本でスターバックス、タリーズ、シアトルベストコーヒーとシアトル系コーヒーショップブームのような時代が少しありました。 
2003年にスターバックスがシアトルベストコーヒーを買収したことによって大きく変化してきました。 スターバックスは、シアトルベストコーヒーのコーヒーショップをスターバックスに転換し、シアトルベストブランドをコーヒーショップとしてではなくコーヒーの小売りと卸売りへと特化したのです。 今、シアトルベストコーヒーは、バーガーキング、サブウェイ、タコベルなどのファストフード、小売業界のJCペニーの店内店舗、AMCシアター(映画館)やデルタ航空など5万か所で提供されています。
特に、2009年からシアトルベストコーヒーのCEOにミシェル・ガス氏が就任してから、シアトルベストコーヒーは一段と売り上げを上げています。 彼女は、スターバックスのグリーンストローやテイクアウト時のリッド(プラスティックの蓋)、そして、フラプチーノの開発からインスタントコーヒーのVIAの開発にもかかわって来た人です。 
約1年前にスターバックスは、シアトルベストコーヒーのロゴを変更しました。 シアトルベストコーヒーのモットーは、「Great Coffee Everywhere」で、その下でコンセプトが作り上げらています。 小売り商品は、焙煎度合いで5段階に分けて販売をしています。 従来の小売りコーヒーは、焙煎が一定していて豆の配合で商品の種類を分けるという販売の仕方ですから、それとは全く違った切り口です。 パッケージを色分けして焙煎度合を数字で表示しています。 消費者に自分好みのシアトルベストコーヒーを楽しんでもらおうというわけです。 並行して、シアトルベストコーヒーは、バーガーキング、AMCシアター、デルタ航空と積極的に販売網を増やし、それを5万から10万か所に倍増させようと考えています。 
より気軽にコーヒーを飲んでもらおうというイメージが、シアトルベストコーヒーのブランド戦略には強く表れています。
seattlebesthp1
foodrestcom@gmail.com