売れるタイミングと市場を求めて

アメリカの外食業界は、独立店から複合店と顧客呼び込む工夫を続けながら、顧客を求めてショッピングセンターのフードコート内、スーパーマーケット内、空港ターミナル内、スポーツスタジアム内、病院や学校施設内へと出店を続けています。 そして、ソーシャルメディアを使い、顧客に出店情報を提供しながらビジネスをする移動販売車(フードトラック)は、その究極のスタイルと言えるでしょう。 これは、外食産業界だけのことではありません。 
スーパーマーケット業界では、15年以上前からインターネットで宅配をするオンライングローサーが大都市マーケットに存在しますし、この2,3年に店舗を小型化してより小さいマーケットに出店するケースやコンビニを出店するケースも出ています。 スーパーのフレッシュ&イージーは、従来店舗の40%規模のエクスプレスコンセプトを南カリフォルニアに出店し始めましたし、ディスカウントストアー業界ではウォールマートが、ウォールマートエクスプレス、ターゲットもシティーターゲットという小型フォーマットの出店をしています。 
小売業界では、ホリデーシーズンにオモチャのトイザラスが期間限定のサテライト店舗を出店したり、家電量販店のベストバイが、店舗と同様の価格で商品を販売するベストバイ・エクスプレスという自動販売機型キオスク店舗を来年は100か所ほど出店する計画です。
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景気低迷の中で、どの業界でも今までより以上に消費者に近づき商品を提供する店舗が生まれています。 消費者がそれらをどのように利用するかによって、業界が大きく変わってくるはずです。
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