チェーンのチャプター11申請増える

景気後退で消費者の外食需要が落ち、全米レストラン協会(NRA) のレストランパフォーマンスインデックスも7月、8月と100を下回っています。 そして、9月に入って体力がないチェーンが、倒産法チャプター11(再建型倒産手続き)を申請するケースが増えてきました。 
スープとサラダバフェコンセプトの「スーパーサラダ」、フライドチキンの「グランディーズ」の親会社SSIホールディング社(本社:ルイスビル、テキサス州)、マルチコンセプトレストランを保有するスターバッフェ社(本社:スカッツデール、アリゾナ州)、「エルトリート」他メキシカンのマルチコンセプトを持つリアルメックス・レストランツ社(本社:サイプレス、カリフォルニア州)、アイスクリームを販売コーナーを持つファミリーレストランのフレンドリー社(本社:ウィブラハム、マサチューセッツ州)などが9月以降にチャプター11を申請しています。
その他、パット&オスカーズ社(本社:カールスバッド、カリフォルニア州)は、1991年創業のファストカジュアルチェーンですが、9月末に倒産をしてしまいました。 実は、このチェーン、シズラーが一時(2000年~2008年)買収をしていました。 このチェーンにとっては、それがマイナスだったように思います。
長引く経済の低迷で消費者の外食利用比率が落ち、しかもファストカジュアルレストランの台頭でテーブルサービスレストランの需要が低下していますから、まだ申請企業が増える可能性がありますね。
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