前進か後退か、バーガーキング人事

今年2月、ケチャップでおなじみの食品会社H.J.ハインツ社(本社:ピッツバーグ、ペンシルベニア州)が、ウォーレンバフェット率いるバークシャーハーザウェイとブラジル系投資会社3Gキャピタルマネジメントによって買収されましたが、新しいハインツ社のCEOとなるのが、現在バーガーキング社(本社:マイアミ、フロリダ州)のCEOであるベルナルド・ヒース氏と先週発表されました。 
ヒース氏は2010年、3Gキャピタルマネジメント社がバーガーキング(BK)を買収した時からCEOを務めていて、今年7月にハインツ社に移動してもバーガーキングには副会長として取締役内にヒース氏の名は残るようです。 バーガーキングは、買収後、若者をターゲットにする戦略からファミリー重視へと戦略を変更し、マクドナルドを追づいするポジションを取りながらメニューのクオリティを上げてきています。 消費者にもそのポジショニングが理解され業績も徐々に上がってきています。バーガーキングにとってはこれからという時だったと思いますが、次期CEOは現CFO職のダニエル・シュワルツ氏になるようです。 シュワルツ氏がそのままCEO職に留まるかは疑問ですが基本路線は変わらないでしょう。 バーガーキングには、まだまだ課題が残されていますので、強いリーダーシップを発揮できるCEOが必要だろうと考えます。
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