健康と環境のコンセプト、どこまで伸ばせるか

昨年10月、シリコンバレーにあるパラアルト市内にLOHASをテーマにしたファストカジュアルレストランの一号店が出店しました。 Love Your Food Everydayを頭文字から名付けられたライフ(LYFE)キッチン(本社:シカゴ、イリノイ州)です。 全メニューのカロリーを600カロリー、塩分を1000mgに抑え、価格も5ドルから15ドルで提供しています。 加えて、ダイニングと厨房器具機材もリサイクル素材から作られたもの、エネルギー効率の良いものを使用しているのです。 食事から健康とサステーナブルな生活をというコンセプトで生まれたレストランは、これからのビジネスモデルになるかアメリカ外食業界でも注目されています。
LYFEキッチンは、マネジメントチームにマクドナルドの元社長でCOOだったマイク・ロバーツ氏(CEO)や同じくマクドナルドコミュニケーションズUSAの元VPのマイク・ドナヒュー氏(CCO)が参加し、オプラ・ウィンフリーさんのパーソナルシェフを務めていたアート・スミス氏をシェフに迎えています。 そして、アドバイスチームにも有名なアスリートや研究者が参加し、それをカナダのミートレスプロテイン食品販売企業ガーデイン社のオーナーがサポートしています。 
このコンセプトが展開できる立地は、まだまだ限られていると思いますが、健康や環境を意識して食事をする人を増やすという意味では、存在意義の大きいレストランコンセプトになると思います。 企業は、まず100店舗の展開を目指しています。 恐らく、これからマーケットを選んで5店舗ほど連続で出店してくるでしょう。評価は、それからだろと思います。 
LYFE-K
foodrestcom@gmail.com