ロアークキャピタルグループがCKEレストランツ社買収

CKEカールスJr.とハーディーズ、他を展開するCKEレストランツ社(本社:カーティンペリア、カリフォルニア州)が、アポロマネジメント社に買収されてから3年半、再びロアークキャピタルグループ社(本社:アトランタ、ジョージア州)に売却されることになりました。 ロアークキャピタルグループ社は、既にアービーズやコーナーベーカリーなどの買収で何度かこのブログでも名前を上げている投資会社です。 今回の買収でカールスJr.やハーディーズのFCジーが心配しているのは、2000年からCKEレストランツ社のCEOに就任しているアンディ・パヅァー氏の去就です。 
パヅァー氏は、90年代にカールカーチャー氏(CKEレストランツ社創業者)の深刻な財務問題を解消した上で創業者として名誉会長の職に就けて引き際をまとめ、1997年に低迷中のハーディーズ社を買収を指示し、CEO就任後にはボリュームのある「シックスダラーバーガー」の販売を開始しCMにパリス・ヒルトンを使うなど一躍両ブランドを世の中に押し上げ業績を上げたFCジーには人望の厚い人物です。 パヅァー氏本人は、企業から離れることはないとコメントしていますが、ロアークキャピタルグループ社がCKEレストランツ社の体制を変更する可能性があるとも言われています。
ロアークキャピタルグループ社は、これでカールスJr.(バーガー)、ハーディーズ(バーガー)、アービーズ(サンドイッチ)、ウィングストップ(チキン)、コーナーベーカリー(ベーカリーカフェ)、シナボン(スィーツ)、マクアリスターズ・デリ(ディカテッセン)、シュロツキーズ(サンドイッチ)、モーズ・サウスウェスタングリル(メキシカン)、などを展開することになります。
今月末からCKEレストランツでは、バーガーバンズを各店舗で焼き上げて提供するという、大手バーガーチェーンでは初めての試みを実施すると発表しています。 差別化にはなりますが、オペレーション側は大変でしょうね。