「健康」をキーワードで動き出すチェーン

「健康」のキーワードが、本格的に動き出すかもしれません。
これまで数々の企業が試みてきた「健康」をキーワードとしたレストランは、大都市圏の有識者にはサポートされるのですがなかなかチェーン化するまでには到達しませんでした。 しかし、ニューヨーク市内からスタートした「エナジー・キッチン」は、バターやオイルは使わない『焼く』、『グリルする』、『蒸す』の調理で商品提供をし、単品商品のカロリーが500カロリーを超えないという健康的な商品を提供するファストカジュアルレストランです。 もともとニューヨーク(NYC)のウォールストリートの近くでスムージーショップを開いていて、2001年の「9-11」で売上げが落ち込み、2002年にスムージーのビジネスを諦め、店舗を少し北側に移し、バイソン(バッファロー)ミートを使ったハンバーガー(294カロリー)を提供し始めたのです。 それが、「エナジー・キッチン」の始まりでした。 
しかし、私の注目ポイントは、創業者が*ボストンマーケットと**ランチ・ワンの地区担当マネーャーだったことです。 (*ボストンマーケットについては、1月29日のブログで少し書いています。**ランチ・ワンはボストンマーケットの創業者の一人がニューヨークでスタートさせたチキンコンセプトですが、他州への展開はうまく行かず失敗に終わりました。)
「健康」を求めるNYCの消費者ニーズについては、両チェーンを通じかなり意識していたでしょうし、NYCからの他州への展開も、慎重に行うだろうと思います。
投資家が付いているようですから、これから、「エナジー・キッチン」は、おもしろい存在になると思います。 
foodrestcom@gmail.com