チポトレが1000店舗に

CHipotle
テキサス州ダラスの北西部、フォートワースからは北東部にフラワーマウンド市があります。 所得の高い白人層が多い郊外都市です。 そこに、先週、ファストカジュアルレストランのチポトレがチェーン1000号店のレストランをオープンしました。

創業者スティーブ・エルス氏が1993年にビジネスをスタートしたチェーンですが、シェフとして勉強をしたエルス氏が自分のレストランを持つために、まず取り組んだのがチポトレでした。 そのままチェーンが大きくなっていったというわけです。

エルス氏は、シェフですから全て素材を店舗で調理して商品を提供できるようにという発想の下にビジネスをスタートし、来店客のオーダーと共に商品を提供するファストカジュアルのスタイルを取ったわけです。
ビジネスをスタートした頃は、ファストカジュアルという言葉も生まれていませんでしたが、メキシカン(サウスウエスタン)というアメリカ人が最も好む商品を提供することで人気を得たわけです。

2001年から5年間マクドナルドの傘下に入り店舗数一挙に伸ばし、その後、マクドナルドがバーガービジネスに集中するためにスピンオフされるのですが、その時点、2006年には530店舗を超えるほどに成長していました。

原材料の地産地消化と追求し、放し飼いで育てられた豚(100%)、牛(85%)、チキン(80%)を使用することが所得層の高い人達の健康を意識するニーズにピタリとはまり、好調なビジネスを進めているチェーンの一つです。

チポトレのようにチェーンのトップ自らが自信を持って来店客に商品を提供ができるレストランがもっともっと増えて欲しいですね。 ちゃんとサポートする消費者がいるアメリカのマーケットもすごいものです。

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