LYFEキッチンは、企業の力で消費者ニーズと関心を呼び起こすことができるか。

LYFEキッチンの2号店、カルバーシティ店が2月25日にオープンしました。

LYFEキッチン2号店
LYFEキッチン2号店

CEOのマイク・ロバーツ氏のコメントでは、この次にはロサンゼルスダウンタウンから北西12kmほどのウェストハリウッドとより北西に13km行ったシャーマンオースク近くのターザーナに出店を予定しているということです。
LYFEキッチン同様にオーガニックな食材などを農家から直接仕入れ料理を提供するFarm-To-Tableコンセプトのファストカジュアルレストランは、南カリフォルニアにもいくつも存在します。 また、新たなチェーンもスタートしています。 巨額な資本をもって出店するLYFEキッチンはこれからも話題になると思いますが、営業状態を見るマイク・ロバーツ氏の視線にはそれほど余裕がなかったようにも見受けられました。
LYFEキッチンは、ファストカジュアルレストランとしてコンセプトを維持できているのか、これが疑問です。 まだ、オープンをして間もない状態で視察しているため、その判断は非常に難しいのですが、パラアルト店でオペレーションやトレーニングの内容を検討しているはずだが、どうもうまく成果を得られていません。 コンセプトからオペレーションのイメージはできても商品とキッチンオペレーションは我々には見えづらいところがあります。 しかしながら、お客様が店舗入り口に列をなしてオーダーを待っている状況を見ていると、オーダーをスムーズに取り切れていないことが分かり、次にキッチンがそのオーダーに対応できていないことが見て取れました。 時間が経つにつれて食事を終えたお客様は退店し、テーブルは空くのですがオーダーを済ませてテーブルに座るお客様は退転する人に追いつかない場面も度々です。 カルバーシティで出店をするならばこのエリアしかないという立地に出店をしていますが、ファストカジュアルレストランにとって有りすぎる店舗スペースへの出店は後日ボディブローとして経営状態に効いてくると思います。
LYFEキッチンのコンセプトには矛盾が多くあります。 本当に現在のコンセプトを維持できるのかどうか、これからの全米各都市への出店とチェーンの存在が見ものになります。
LYFEキッチン店内
LYFEキッチン店内

foodrestcom@gmail.com