フーターズの日本出店

フーターズの日本出店についてはどう思われますか。 

フーターズのアジア出店は2006年のシンガポールが最初です。 その後、韓国、中国、フィリピン、台湾などに出店をしていて、日本にもようやく提携する企業がでてきたということでしょう。 今の社会の風潮から考えると、大きくは展開できないものの受け入れられる余地は十分あると思います。

フーターズのコンセプトは1984年にフーターズインクがフロリダで創業したのですが、チェーン展開はコンセプトを買収したフーターズオフアメリカ社(本社:アトランタ、ジョージア州)が行っています。
コンセプトはシンプルで、生ビールとバッファローチキン(手羽先のフライ)をタンクトップとホットパンツのユニフォームを着た若い女性がサービスをするというものです。 当初は、女性がテーブルでフレンドリーに会話をし、また胸の谷間を見せてセクシーさを売り込んで男性客を魅了するというものでした。
Hooters-Singapore
しかし、セクシーさを売り物にする戦略は、出店する各地でいろいろな訴訟問題を起こしてきました。 そのため、女性のテーブルサービスはシンプルになり、容姿で採用が左右されることもなくなりました。 今では、家族連れがレストランで食事をする光景も見られます。

フーターズが日本で展開するには、既存の商品では来店客数を増やすことは出来ないでしょうから、ある程度、セクシーさを売り物にすることが必要になると思います。 その点で運営する側が、どのような理念をもってこのコンセプトを安定的に運営できるかがポイントだと考えます。 商品はコントロールできても、人はコントロールし辛いものです。
foodrestcom@gmail.com