健康意識とレストラン

健康意識も行き過ぎると何がなんだか分からなくなるような判断がされるものです。
10年以上も前でしょうか、健康意識が強い市民団体がアメリカ人の肥満は
レストランで提供される商品の量が多すぎるからだと言い出したことがあります。 

確かに、カジュアルレストランではボリュームのある商品を提供していたのは事実で、
以来、カジュアルレストランでは一人前の提供量を減らした処やライト(軽い)メニューを
加えた処が多くなりました。 
食べるものやその量を決めるのは、食事をするお客さんが決めるものだと思いますが・・・。
そうもいかないのでしょうね。

その頃、ニューヨークで自分の肥満はマクドナルドがカロリーの高い商品を
提供するからだと訴訟を起こした人もいたように思います。
カリフォルニア州のサンフランシスコから南に車で約1時間走るとサンノゼという都市があります。
その市を含む行政区域サンタクララ郡では、ファストフードのキッズメニューに付いてくる
プレミアムのオモチャは、商品購入動機を起こさせるもので、カロリー過多の商品が
子供の肥満を引き起こしている要因の一つであるという論理で、
オモチャはキッズメニューの商品が485カロリー以下、
塩分600ミリグラム以下であるものに限って提供できるという条例を定めました。 

既に、サンフランシスコでも同様の動きがあるようです。
肥満解消に向かう視点が違うのでは・・・と思うのですが。

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