ババ・フレッシュの今後

4月10日、CBSテレビの人気番組「アンダーカバー・ボス」に、ファストカジュアルのフレッシュメキシカンコンセプト、バハ・フレッシュ・メキシカングリルのCEOが出演しました。 この番組は、企業のトップが変装をして新人アルバイトとしてお店に入り、自店従業員と共に過ごし日々の店舗事情を知るという企画ものです。
1990年に創業したバハ・フレッシュ・メキシカングリル(本社:サイプレス、カリフォルニア州)は、フレッシュな素材を使いメキシカンフードを提供するファストカジュアル(当時は、まだ、この業態はありません)として各地で支持を得てチェーン展開をし、2002年にウェンディーズに買収され2006年には売却されて現在の投資家グループに売却されました。198店舗殿チェーンが3100万ドルという破格で売却され話題になりました。 買収したのが韓国系アメリカ人のデイビッド・キム氏(現CEO)の投資家グループです。 CBSの番組で、キム氏が店舗従業員として数店舗のオペレーションにトレイニーとして参加しながら、各店舗従業員の働きぶりや人生観に感銘を受け、訪問したラスベガス店の若いマネジャーに5万ドルを、他の店舗の従業員にも5千から1万5千ドルの奨励金を提供したということです。 
その放映が終わった1週間後に、デイビッド・キム氏が、今、バハ・フレッシュ・メキシカングリルを含むレストランチェーンを売却するというニュースが流れ始めました。投資家グループだけにチェーンを長く保有するとは思っていませんでしたが、キム氏がCBSの番組に出演をしたものですから、継続保有する意志があるのだと思っていた矢先のニュースでした。
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