アメリカで肥満度アップ! 肥満は1億300万人に

ボディー・マス・インデックス(BMI) が、25以上だと「過体重」、30以上だと「肥満」だと言われます。米国疾病予防管理センター(CDC)は、アメリカ人の約43%が肥満だと発表しています。 1億300万人ほどのアメリカ人が肥満だということになります。今や、喫煙から病気で亡くなる人より肥満から病気を併発して亡くなる人の方が多いのです。 このままで行くと2018年までにアメリカが肥満治療のために使う金額は、今の4倍に当たる 3440億ドル(約31兆円)に膨れ上がるだろうと言われています。それをなんとか抑えて現状維持で推移すれば、アメリカは2000億ドルセーブできるというデータも出ています。
2月9日、ファーストレディのミシェル・オバマさんは、子供の肥満を抑える教育方針を 提唱しています。 基本は、学校での食育と体育の強化です。  地域でウォーキングや自転車を乗る機会を増やし、栄養のある食事を取ることを進め(特に貧困地区)、 そして、食品パッケージには栄養表示を明確に記載するように提唱しています。翌日の2月10日には、全米飲料協会(American Beverage Association)が、ノンアルコール飲料の パッケージの前面にカロリー表示をすることや、自動販売機、炭酸飲料のディスペンサーマシンにも カロリー表示を明示することを確認しています。 成人のみならず、若年層の肥満がかなりのスピードで進んでいるんです。
これから、アメリカ各地のレストランチェーンでメニューにカロリー表示が行われていきます。 それが、効力を発揮できれば良いのですが、どうでしょうか。
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