マルチコンセプト化を進めるダーデンレストランツ社

レッドロブスター、オリーブガーデン、ロングホーンステーキなどを有するカジュアルレストランチェーン最大の企業、ダーデンレストランツ社(本社:オーランド、フロリダ州)が、新たなチェーンを買収しました。 地ビールを飲みながら食事ができるブリュアリーレストラン、ヤードハウス(本社:アーバイン、カリフォルニア州/39店舗)です。
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先の3つの大型チェーンとは別にダーデンレストランツ社には、スペシャルティーレストラン部門があり、そこにカリビアンコンセプトのバハマブリーズ、ワインと低カロリーのシーズン52、高級ステーキのキャピタルグリル、昨年11月に買収した高級シーフードレストランのエディーV’sなどがその部門に属しています。 ヤードハウスもその部門に属すようです。 
ダーデンレストランツ社は、2010年頃から買収するコンセプトを物色しており、当時は、同じブリュアリーレストランのBJ’sが対象のようでしたので、ヤードハウスに焦点が当てられたことも理解できます。 今のダーデンには若者層を取り込むコンセプトがありませんから、105種類のビールタップを店内に設置し多くの地ビールを販売するヤードハウスは若者層に受けがよく、ファミリー化が進むBJ’sよりも将来性があると見たのだろうと思います。 ダーデンレストランツ社は、ヤードハウスを200店から300店舗まで展開できると見込んでいるようです。 
マルチコンセプトレストラン企業化を押し進めるダーデンレストランツ社の買収劇は、まだ続きそうです。 
foodrestcom@gmail.com