ベターバーガーコンセプト

六本木にウェンディーズJAPANの2号店ができましたね。 どうも方向としては、アメリカで急速に地位を確立しているベターバーガー(Better Burger)と同様の位置づけでビジネスを行おうとしているようですが、日本ではそれを受け入れる市場が育ちきっていません。 日米のバーガービジネスには市場において大きな隔たりがありますから、QSRのビッグネームでその市場に挑戦する必要はないのではないでしょうか。 当然、ウェンディ―ズとしてのビジネス展開を要求されるでしょうから、その路線に固執するわけにはいかないと思います。 
さて、アメリカでは、ファストカジュアルレストラン業界の中でもベターバーガー部門の成長には著しいものがあります。 マーケティング調査会社のテクノミック社は、昨年のQSRバーガー全体の売上が前年比3.8%増に対し、ベターバーガー部門の売上は20.8%伸びていると報告しています。 面白いことに、70年代グルメバーガーとして躍進したレッドロビンや80年代にクラシックなバーガーショップとしてクオリティを売り物にしてたジョニーロケットのようなバーガー専門チェーンですらファストカジュアルコンセプトの、レッドロビン「バーガーワークス」、ジョニーロケット「JR’sバーガーグリル」を相次いで創業していることです。 同じバーガービジネスを行う彼らが、顧客ニーズの変化を目の当たりにしているのだといえるでしょう。 
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そして、ファミリーレストランのデニーズは、顧客の好みでバーガーの内容をオーダーできる「ビルト・ユア・オウン・バーガー」を8月末から新メニューとして打ち出し始めました。 これもベターバーガー企業が取る手法の一つです。
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