クイズノスも倒産法11章を申請

サブウェイに次ぐサンドイッチのチェーン、クイズノス(本社:デンバー、コロラド州)が5億7千万ドルという負債を抱えて倒産をし、3月14日に倒産法11章の適用を申請しました。 事前に4億ドル以上の返済再建計画が債権者に提示され承認されているプリパッケージで負債を生産するための倒産と言われています。 
2007年リーマンショック以降の不景気と次々とチェーン化するファストカジュアルレストランが、スバロやクイズノスのようにフランチャイジーとの関係が希薄でブランド力を低下させているファーストフードチェーンの経営をより厳しいものにしていると言えます。
quiznos
クイズノスが本格的にFC展開したのは創業されて10年後の1991年、チェーン18店舗の時からですから比較的新しいチェーンです。 トーストしたサブマリンブレッドでひと手間かけたサンドイッチショップとして90年代に躍進し2006年末に5000店舗まで成長しますが、その後、各地フランチャイジーとの訴訟が大きく影響し、2007年から2009年まで2000店舗を閉店します。 この時期は、バーガーキングから移ってきたグレッグ・ブレネマン氏がCEOを主に務めた時期なので再建のために努力をしたと思うのですが失敗に終わったようです。 2014年の店舗数は2100店(国内1460,海外670)です。
アメリカでは、サンドイッチ、バーガー、ピザ、ラップが最も需要が高いアイテムですから、その部門に参入する企業は今も後を絶ちません。 チェーンとしてブランドを維持することは、フランチャイジーとの関係をいかに良い状態で継続維持するかにかかっているというわけです。 これからのクイズノス、どこまで復活するのでしょうか。
余談ですが、クイズノスは、日本にも1998年から2005年と2006年から2009年の二度、FC契約で出店しましたが成果が出ず撤退しています。